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転ばぬ先のヨガ

私がはじめて「めまい」をおこしたのは、20代後半の頃。

経験された方はわかると思いますが、朝目覚めて起き上がろうとすると、突然平衡感覚がなくり、吐き気を伴う目まいにおそわれました。

病院で点滴を受けて、しばらくすると病状はおさまり、医師からの診断は自律神経失調症とのこと。

​その後も何度かめまいがおきるのですが、前庭器官によるものとか、自律神経がうまくはたらいていないなどの診断でした。

はっきりとした原因はわからないまま。

腰痛や頭痛、胃痛などを含め、​みなさんこういう経験はございませんか?

ヨガは、マタニティ時からはじめました。

​ポーズをとる間の、意識が体に集中する心地よさに惹かれて。

独身時代には何を食べようが、徹夜しようが、おかまいなし。

時間と戦いながらパソコンとにらめっこ。

よく言われる「体の内側の声」には全く耳を貸していませんでした。

しかし、妊娠、出産をきっかけに、体の些細な変化にも気付くようになり、そしてさらにヨガを始めたことで自分の体の状態をよく観察できるようになりました。

また、仕事、家事、育児と、時間の余裕がない中で、どうにかして自力で体調を維持できないかと考えるようになりました。

メニエール病や、前庭性のめまい、循環器系のめまい、

突発性良性頭位めまい症といろいろありますが、得られた情報をもとに「めまい」の原因をよく観察してみると、私の場合はパソコン作業など、長時間同じ姿勢を続けた時、しかも季節の変わり目でしかも体調が悪く、ストレスが溜まっている時などにおこしやすい「頚性めまい」でした。

いろんな原因が複合的に重なったとき。

こういう症状を改善させるのは、まさにヨガの得意分野です。

「あ!今週の作業は首にくるな。」と思ったら、動いて体の中から熱を生み出して、血流を良くしてコリをとります。

そして暇を見つけては休む。

今ではこうしてヨガという自力整体を活用しながら体調を維持しています。

癖となる動作や、ついついとりがちな体勢など、不調の原因となる行動があるはずです。

それに気づいたら、今後はそのような行動に気を付けながら、体調を維持するための方法を自分で見つけられるといいですよね。

疲れた時に一番悲鳴をあげるところが、私にとっては首。

人によっては腰だったり背中だったり目だったり。

そういうウィークポイントってありませんか?

ついつい頑張りすぎてしまう傾向にある方。

時間を忘れて何かに集中してしまう方。

作業中は元気もありますし、集中しているから気付かなくても、後でどっとした疲れとともに症状がちらほら顔を出し始めます。

心身の黄信号に早く気づいて、なるべく自力で回復したいですね。

ヨガをしたからといって寿命が何年延びるとかいう話ではもちろんありません。

まずはご自分の今の身体の状態を観察してみましょう。

そして、不定愁訴をはじめとする心身の不調の予防法の一つとしてヨガをご提案します。

言うなれば「転ばぬ先のヨガ」。

歯磨きや手洗い、身体に良い食材を選ぶといった予防習慣のうちの1つとしてヨガをとりいれてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

by FIVE healing fit manager

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